雨漏り・カビなど実害が出る前に
価格の安さと施工のしやすさから高度経済時期に普及した屋根材です。
見た目が他の屋根材と比べると安っぽく見えるので、住宅に使用することは近年では滅多になくなりました。
軽いので耐震性には優れていますが、雨が降った時など音が響く為遮音性はあまり良くありません。
他の屋根材に比べ耐用年数が短いので大体新築時から早くて5年、遅くて8年くらいで色あせや錆が出てきます。
トタンの表面の色が褪せてきたり、錆が出始める前に塗替えをすることをおすすめします。
錆をそのまま放置しておくと腐って穴が開き雨漏りの原因になることもあります。
そこまでいってしまうと、葺き替える以外解決策がなくなってしまいます。
早めの定期点検で適度なメンテナンスが必要です。
カラーベストとは、よく聞く方も多いと思いますが、実はスレート屋根の中の一部の商品です。
この他に「コロニアム」という商品を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
瓦と比べると半分以下の重さで建物全体への負担が少ないところや、断熱性能の高さもあり、屋根のリフォームをする際にカラーベストにされる方もたくさんいらっしゃいます。
棟板金を固定しているのは釘なのですが、釘が緩むと固定力が低下し、風にあおられて少しずつ屋根が浮いてきてしまいます。
棟板金が最終的に剥がれて飛散してしまうこともある為、注意が必要です。
また、板金部分に錆がつくと劣化を早め、そのまま放置しておくと最終的に穴が空いてしまうことも。
色あせを警告だと思って、自己点検を定期的に行うことで劣化見逃しを防ぎましょう。
昔から日本に根付いている瓦。今でも住宅の約半数以上は瓦屋根と言われています。
日本家屋のシンボルでもあり、時間と共に味わいが出てくる、屋根材では唯一経年劣化を楽しめるものです。
家を建てる時の費用は他の屋根材に比べ高いのですが、その分耐久性はどんな屋根材よりもずば抜けて高いのがメリットです。
瓦自体の耐久性はとても高いのですが、その瓦をつなぎ合わせる漆喰が10~15年ほどで崩れてくることがあります。また、定期的に屋根を目視でチェック。
屋根の並びがまっすぐかどうかを確認し、少しでも歪んでいる場合は早めにメンテナンスをした方が良さそうです。じきに大きなずれや崩れの原因となります。
表面は劣化しやすいですが、丈夫な材質を使っているので比較的長持ちです。
また、施工もしやすく価格が安価の為、最近では一般家庭の屋根でよく見受けられる屋根材となりました。大体瓦の半分くらいの値段で施工でき、色のバリエーションも幅広いことがメリットです。
スレート屋根は2種類あり、天然スレートと人工スレートがあります。天然スレートは板状の粘板岩を使ったタイプ
人工スレートはセメントと繊維を混ぜ合わせて作られた人工的なものです。
一般的に普及しているのは人工スレートとなります。
色褪せがおき、塗膜が剥がれてきたらそろそろ補修時期だと思った方が良いでしょう。
そのままで放っておくと、塗膜が剥がれたところからカビが生えたりすることも。
見た目的に大丈夫そうでも、間近で見ると傷みが激しいかもしれません。
10年を過ぎたあたりで、一度点検をした方が良さそうです。
セメント瓦は、その名の通りセメントを使用した瓦です。その為、数多くある瓦の中でも比較的軽く、地震にも影響を受けにくい屋根材です。
ただ、セメント瓦は防水の性能はありません。
その為必ず塗装が必要となります。
塗装が剥げてしまったまま放っておくと、直射日光を直に受けて瓦が割れてしまうこともあるので注意が必要です。
色褪せがおき、塗膜が剥がれてきたらそろそろ補修時期だと思った方が良いでしょう。
そのままで放っておくと、塗膜が剥がれたところからカビが生えたりすることも。
見た目的に大丈夫そうでも、間近で見ると傷みが激しいかもしれません。
10年を過ぎたあたりで、一度点検をした方が良さそうです。